1949-11-11 第6回国会 衆議院 本会議 第8号
二十四年生産米の予想高について、政府はさきに六千五百四十一万余石を予想して発表いたしたのでありまするが、これは九月の二十五日現在の農林省作物報告事務所の統計に基いたものであります。本年は、御承知の通り気候の関係から稲の成長が軟弱になつておりましたところへ肥料の増加をいたしましたために、病虫害等の発生なども局部的にあつたのであります。
二十四年生産米の予想高について、政府はさきに六千五百四十一万余石を予想して発表いたしたのでありまするが、これは九月の二十五日現在の農林省作物報告事務所の統計に基いたものであります。本年は、御承知の通り気候の関係から稲の成長が軟弱になつておりましたところへ肥料の増加をいたしましたために、病虫害等の発生なども局部的にあつたのであります。
次は農林省所管へ參りまして、第十としまして農林省作物報告事務所であります。これは昭和二十二年三月、勅令第百三號によりまして全國に四十六設立せられたものでありまして、名稱の示すかごとく、作物の作況に關する調査報告を掌つておるものであります。この役所が設立せられました理由は、第一、府縣廳は供出の責任者であるために、供出の基礎たる調査事項を實施せしめるためには不適當であり、かつ不正確であること。